青色のバースディ

私事ですが2月の頭に誕生日を迎え、またひとつ歳を取りました。

 

過密したデザインの業務に追われつつも充実した日々を送る中、1年の経過速度がだんだんと速くなっていくのを感じ

 

「自分だけ24時間が倍速設定なのでは?」

 

と思うことが増えてきました。

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ハッピーバースデイ自分

 

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出社して早々、複数の方々から心温まるプレゼントを頂き、その駄菓子率の高さから

「さすが皆さんよく理解してらっしゃる」

と感激すら覚えます。

 

「新たな歳で心機一転!これからもお客様に喜ばれるよう仕事に打ち込みます!」

 

このように “綺麗な話に繋げて終わり!” との流れが理想的ですが、今回はもう少し続きます。

 

招かざる「青色」

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誰もが一度は見たことある既製品が並ぶ中、あきらかに違和感を醸し出している右下のブツ。

 

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   青いです。

 

アメリカのホームパーティーでこんな色のケーキを見たことがある・・・。

 

 

多分、そんな色の「ケーキ」です。

 

 

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                   ↑
      犯人    制作者

入社2年目にしてバキバキッと実力を付けてきたデザイナーのミムラさん。

 

女性です。

 

異性から手作りケーキ・・・。

 

      

      

 

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:::::::::::::::::::::。J( ‘ー`)し     ::::。

☆彡      ☆彡

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お母ちゃん・・・
(´Д`) オレ・・・ヤッタヨ!

そんな母親に報告したくなる衝動に駆られたケーキ。

「青色」 です。

 

 

そもそも「なんでこんなに青いの?」と疑問になりますが、

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元ネタはコレ(向かって右側の物体)↑

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趣味でやってる“ヨーヨー”を型取った形状かつ色で仕上げてくれました。

中心の窪みとか紐の再現とか・・・ いや、本当に窪みのところとかスゲェな・・・と感心すると共に

    「 女子力」

という単語が脳裏に浮かびました。

 

「青色」までの経緯

 

(´-`).oO( 女子力って神の力と同義語だよなあ〜)

と再認識しながら記憶の時計を巻き戻すこと数ヶ月前・・・。

「ヨーヨー始めて1年になるから記念にケーキとか作ってよ」

と無茶ぶりをする先輩に対し、

 

「ヨーヨーの形で、中心の窪みにはサラミ使って・・・色はもちろん青色ですね!」

とこちらに調子を合わせてくれる優しいミムラさん。

 

軽いノリで受け答えしてるように見えますが、「行動力」が服を着て歩いてるような人なので、いつか形になって目の前に現れるだろうな・・・と思っていましたが、意外と早いタイミングで現世に召喚される事になりました。

「あー 確かそんな流れだったね。」

 

と記憶の色がハッキリしてきたと同時に

(´-`).。oO( サラミ入ってる・・・ 絶対に・・・入ってる・・・)

普段の仕事ぶりと日常のやり取りで「コイツなら間違いなくやる」と思える期待にも似た妙な不安から、軽はずみな言動を口にした過去の自分を捻り潰したい衝動に駆られました。

 

想像した以上の「青色」

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「青い青い」と連呼してはいますが実際の青色はケーキの比ではありません。

なんだ、その辺は良識の範囲内で手を抜いてくれたのか・・・ と思いきや。

 

  \ペポーン/(LINE受信音)
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(Д) ・・・

 

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「青ッッッッッッッ」

 

 

これ、“モンスタ○ズインク”とか“カ○ズ” で見たことある!

送られてきた写真に写った青色は、CGの世界でしか存在しえない色味でした。

自然界で言うところの「トルコ石」を砕いて練ったような色に「顔料」という単語が浮かんで消えます。

 

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トルコ石(キレイ!)

 

 

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今回の青(キレイ!)

 

 

 


  完 全 に 一 致 。

 

即、ミムラさんにトルコ石の画像を送り返したところ

「シンクに流れてしまった青色がそんな感じでしたよ」

との返答。

もはや“生クリーム”と呼ばれることなく「青色」と総称で呼ばれています。

「本当はもっと濃い青色を再現したかったんですが、味見した瞬間 “オエッ” ってなったんで、食べられる範囲内に薄めました。“ヤバイ!”って思ったら即処分してくださいね ♥(はあと)」

 

(´Д`).。oO(あ、全力で殺しにかかってる・・・)

実 食 開 始

 

いろいろと思うことはありますが、様々な想いが詰まったこのケーキ。
中途半端な覚悟で食すとなんだか大変なことになる予感がします。
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腹を括ってケーキ入刀。

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   // パリッ \ \

 

 

あきらかにクリームやスポンジとは違う質感のものを切る音がしました。

 

(´-`).。oO( サラミだ・・・ やっぱサラミ入ってた・・・)

 

外見と中身の両方から食欲を減衰するとは・・・なかなかの才能を持ってらっしゃる。

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断面図。

やっぱり青い・・・。 スポンジの黄色との対比でさらに青みが増した気がします。

 

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「イチゴもふんだんに入れてます♥(はあと)」

 

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(´-`).。oO( これ・・・  どっち?

 

生クリームにまみれており、スライスされた「中身」がイチゴなのかサラミなのか?
微妙なラインで判別が付かないようになってます。

 

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・・・サラミでした。

 

甘いサラミだけでも結構なダメージなのに、生クリームのマッタリさと相まって総毛立つ感覚です。

脳内で「塩バニラ!塩バニラ属性!!」と何度も書き換え作業を行えど、

「いや、これ、生クリームに浸されたサラミだから」

と、速攻で足蹴にされる始末。

(´-`).。oO( こんなのが・・・あと何回続くんだ・・・

 

気を取り直してふた口・・・目・・・
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あぁ、まだこんなに残ってる・・・

 

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次は・・・

あ! これイチゴだ! 絶対にイチゴだ!!

 

 

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   ぅぉぇっぷ! 

 

・・・サラ・・・ミ ・・・風味 だとおお!?

 

期待通りに「イチゴ」でしたが、風味がサラミ・・・

作られてから半日以上は経過しているせいか生クリームを介して風味が伝染。

よって、この付近のクリームのどこをすくってもサラミの味しかしません。

 

それどころか甘酸っぱくてまったりとしたサラミ。

 

最悪でも「2択」だと信じていた選択肢は「サラミ」と「甘酸っぱいサラミ風味」という、事実上ひとつのルートしかなかったという地雷原。

 

ビジュアルは青くて、味はどこを食べてもサラミとか、どんなミラクル料理だよ!

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あと一切れを残し、ようやく この苦行    今日の取り分から開放される!

とほころんだ瞬間、ふと口の中の違和感に気付きました。

 

(´-`).。oO( え? なにこれ・・・ ビニール? 

少なくとも2枚のビニールが胃の中へダイブした後で、口の中の違和感から「サラミのビニールが剥がされてなかった」事実を知ることになりました。

よくもまあ・・・ 次から次へとライフを削ぐ小ネタが出るもんですね・・・。

~数分後~
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やっとの思いで完食。

 

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まだ半分以上残った青色・・・。

「あれ?今日は誕生日だよね? 罰ゲームを受ける予定はなかったんだけど・・・」

 

「ハッピーバースデイ トゥー ユー ♪」

 とか、なにそれ? 

 

殺伐とした気持ちで食器を洗い、改善しない腹部の膨満感を気にしながら床に就くきます。

 

 

 

 

次の日も「青色」

~次の日~
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作られてから更に数時間が経過したせいか「青色」がスポンジまで浸食しており、食欲減衰はもはや回避不能です。

朝っぱらからまたあの作業を繰り返すのか・・・

恐ろしい破壊力を持っているとはいえ、やはりこれは後輩が心を込め(てるのか判りませんが・・・)作ってくれた青色・・・ 最後まで食さねば・・・。

もはや「義務」でフォークを動かします。

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運良くこの日ぶち当たったサラミは「たった一個!」

「サラミ無し=風味すら完全に無い」ため普通のイチゴのショートケーキとして完食することができました。

昨日経験した一連の流れから思えば「ボーナスステージ」に思えます。

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ようやく空になった容器を見つめながら安堵のため息・・・

「青色」のエンディング

その後、出社して早々出会ったMさんに一連の流れを説明。

 

「もう一回作って自分で食べてみなよ?」

と聞いてみるも、

 

「絶対イヤです!」

頑なに拒否られました。

(´Д`) ・・・

 

ここ最近の誕生日では一番インパクトのあったイベントだったなぁ・・・

歳を一個とるための試練的なものだったのかなぁ・・・

これからの1年は青色のご加護と共になにやら波乱の年となる予感がします。

 

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