ミニカーをマグネットに変えてみよう「トミカ」の加工方法もろもろ – 前編 –

「トミカ」を改造してマグネットにしてみました。

分解、塗装剥がし、金属切断、再塗装など一連の加工法をご紹介します。

「予定表」その後

 

前回制作した「帰社予定表」。

 

「構想から仕上げまで」を時間を掛けてこだわったこともあり、反応は上々なご様子。

社員の協力もあって営業チームの帰社予定時間が把握できるようになりました。

 

さて、今回の予定表を新調するに至り

 

「社員がワクワクするような要素の追加」

 

との目標を掲げていました。

 

 

業務に直結するツールなのでネタに走ることが許されない制約の中、最終的に思い至ったのが

 ↓↓↓ コレ ↓↓↓

「お客様への納品」を指すマグネット。

 

マグネットシートにシールを貼っただけの簡易仕様のため、ビジュアル面を含め面白みがありません。

 

 

 

そうだ!くるまのマグネットを作ろう

 

そこで弊社で使用している納品用の車 ↑ ↑ をモチーフにした「マグネット」を自作することを考えました。

 

 

 

 ↓ ↓ イメージとしてはこんな感じ ↓ ↓  

同じ車種の「トミカ」を購入して、側面にマグネットシートを貼り付ければOK!

 

 

 

 ↓ ↓イメージ画像 その2 ↓ ↓

 

「予定表」の制作に多大な労力を割いてしまったので、今回は省電力モードで作ってしまいたい衝動に駆られます。

 

 

弊社が使用する納品カーの車種は「ダイハツ ハイゼットカーゴ」

 

(´-`).oO(あとは同車種のトミカを探して購入するだけやで ♪)

 

と、気軽な気持ちでAmaz○nを徘徊します。

 

 

 

ここでまさかの事実が発覚。

 

 

 

 

 

「ダイハツ ハイゼットカーゴ」のトミカは販売されていませんでした

\(^o^)/

 

 

 

「メジャーな車種だから当然のようにラインナップされてるっしょ?」と楽観的に考えていたのでこの展開は予想外。

 

約45年という歴史を刻み続けるトミカ。

 

メインターゲットのお子様層で「配達用バン」という渋い車種をセレクトする割合が激的に少ないであろうことは容易に想像できます。

 

 

 

「トミカ」の枠を外して同車種のミニカーを探してみましたが、イベントで配布された限定品(ほぼプレミア価格)しかヒットせずコスト的な面で断念。

 

 

悩んだ結果、購入が可能な製品群から一番近い車を探してみました。

 

 

それががコレ ↓

「トミカ No.68 郵便車」

 

車種としては「完全に一致!」ですがカラーリングが全面に渡って赤・・・

 

 

もうひとつの候補は、

「トミカ No.113 スズキ エブリィ パトロールカー」

 

 

いらないパーツが付いていますが「白色の割合が多いから加工が容易 ♪」との判断でコチラを選択しました。

(´-`).oO(車種違うけど・・・)

 

 

 

〜 翌日 〜

「自発的にトミカを買ったのはコレが初めてでは?」

とおぼろげに考えながらさっそく開封。

 

造形の細かかさに驚きながら全体を見渡します。

これから加工を施すことに抵抗すら感じるレベルですね。

 

バックドアを開いて「荷下ろし」も可能。

 

「納品時の段ボールを敷き詰めればさらに面白かも・・・」

 

とも考えましたが、そこまでやると狂気の沙汰のため今回は見送ります。

 

 

 

 

とりあえず分解してみる

 

現行で発売されているトミカは基本的に分解を前提に作られていません。

「本体とシャーシはネジで固定」と思いきや、ガッツリと金属の「カシメ」によって封印されていました。

 

分解するためには締められた箇所をリューターやドリル(3mmくらいが適正)を使って慎重に削っていきます。

 

先端が「球状」になったリュータービットがあると作業効率が抜群に向上するのでオススメ。

 

少しずつ様子を見ながら削ること2分ほど。

 

上手くカシメの先端を削り落とすことができました。

 

 

 

先端が潰れてしまったカシメはそのままにしておくか、ネジ穴を開けて開閉可能に改造するかが選べます。

 

今回はこのままの状態で作業を進めることにしました。

 

 

続いてバックドアの部分。

 

 

開閉する蝶番部分にもカシメが使用されていました。

 

 

ここもドリルで削ります。

 

 

ギリギリまで削ったところでようやくポロリ・・・。

 

力の掛かる部分には金属パーツが使われており好感が持てます。

 

 

最後にフロントの部分を分解。

 

 

ここも容易に分解できないよう先端を太らせた状態(熱で溶かした?)で封印していました。

「最低限のパーツ構成」「強度を保持するための組み立て方法」を垣間見て開発者への敬意が最高潮に達します。

 

 

プラスチックパーツなので「彫刻刀」を使って削り飛ばします。

 

気持ち良いほどポロリと取れました。

 

 

 

分解した状態をパシャリ。

 

想像していた以上にパーツの点数が多くて驚きました。

 

 

 

 

ケミカルな塗装剥がし

 

 

トミカを購入した当初は、

 

分解して天井のパトランプを取る。

本体を白い塗料で上塗りする。

完 成 ! !

 

と、簡易的な手順で進む予定でしたが、いつもの流れで 塗装を剥がすレベルまでやることに・・・

 

(´-`).oO( 一体どうしてこうなった?)

 

用意したのは「アサヒペン 強力塗装はがし液」

 

瓶の中に漂う涼しげなスライムカラーに息を飲みます。

こんなナリでも「地球にやさしい」と自信たっぷりに明記されており、懐疑な気持ちで満たされました。

 

 

厚紙で作った台座にガッチリと固定。

 

見るからに「やってくれそうな感」が漂う色に心躍ります。

 

 

手始めに天井にペタリ・・・

 

 

 

 

塗った瞬間は特に変化はありません。

 

 

 

やや肩すかしな気持ちで側面をチョイッ・・・

   うををっ?!

 

 

わあああああああああ\(^o^)/

 

塗膜が薄いせいか、黒色の塗装部分はブラシでなぞるだけでガンガン溶けていきます。

 

 

 

「溶液を浸透させればさせるほど剥がす効果は高まる」とのことなので厚めに塗った状態で30分ほど放置することにしました。

 

 

たっぷりと塗った状態でも硬めの粘度で垂れていく様子がありません。

 

細かいパーツは紙コップに浸しておくことにしました。

 

 

 

 

 

〜 30分後 〜

ガチガチだった塗膜がふわふわに浮いています。

 

 

薬品を垂らして放置しただけでこの威力!

ここまで良い仕事をしてくれるとはまったくの予想外。

 

 

「やさしい」のは地球にのみであって、決して「人類」に対してではないな・・・ と確信できるほどのインパクトでした。

 

残った塗装は歯ブラシでゴシゴシ。

薬品で毛羽立った箇所は簡単に剥がれていきました。

 

しばらくすると歯ブラシでは除去できない層に到達。

薬液をしっかり浸透させたはずですがなかなかの塗膜強度です。

 

 

 

 

残った箇所は割り箸などの平らな部分でコリコリ擦ると簡単に落ちていきました。

 

 

擦れば擦るほどボロボロ落ちていくのでこれが面白く、時間を忘れて作業に勤しみます。

 

↑↑↑ 該当する「トミカ」を購入して側面にマグネットシートを貼り付ければOK!

 

と簡単に考えていた頃から随分と遠くへ来てしまった気持ちになります。

 

 

ここまでやったら本格的なマグネットにしてみよう・・・

 

 

マグネットと言えば「半分こ」・・・

 

 

(´-`).oO(もういいや、ぶった切っちゃれ)

 

 

 

「半分こ」にしてみよう!

 

必要な部分は左右どちらかの半分のみなので、ある程度塗装が落ちたらカット作業へ移ります。

 

中心より1〜2mmほどプラス(金ノコの厚み分)した箇所にマスキングテープを貼り付けてガイドを作成。

 

 

 

ピンッと貼ったマスキングテープに沿って油性マジックにて慎重にガイドラインを書いていきます。

 

 

万力でしっかり固定してゆっくりとノコを投入。

金属の切断は「加工が大事!」

 

想像していたよりも簡単かつサクサクに切れていきます。

 

下手をするとプラ切りでも切れそうな感触でした。

 

 

ここで思わぬトラブルが発生。

「今回は意外と余裕〜♪」

とか思ってたら、強度が薄い箇所が「ぐにゃり・・・」と曲がってしまいました。

 

トミカに使用されている「亜鉛合金」は意外と柔らかめの素材なのかも知れません。

 

 

万力から外して手で支えながらのカッティング。

効率がガンガン下がると思いきや、意外とサクサク切れることには変わることはありませんでした。

このままの勢いで最後まで無事切断が完了。

 

 

万力の締め付けに注意しながらバックドアも慎重にカット。

 

 

途中トラブルに見舞われましたが、一通りのカット作業が終わりました。

 

この頃になると

 

(´-`).oO(あれ?なんのためにトミカをぶった切ってるんだっけ?) 

 

と目的を忘れてしまいそうな自分がいます。

 

 

 

中断していた塗装剥がし作業を再開。

根気よく細かい箇所もしっかりと擦って下地を発掘していきました。

 

溝に残ってしまった細かい塗装は「再塗装時に目立たなくなる」との判断でこのままスルー。

「完成後のイメージはどうなるのか?」とささやかな疑問で仮組みを行うと・・・

 

 

これはコレでカッコ良い・・・

このまま本気で組み立てたい衝動を抑えます。

 

 

 

金属部分に中心を合わせるためのマスキングテープをプラパーツに接着。

 

リューターに丸ノコを取り付けて慎重に切断。

 

瞬く間にプラスチックのパーツが半分ことなりました。

 

 

次回は「塗装作業」に入ります。

 

 

 

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