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倉庫で眠っている「不要なパレット」を再利用して「荷物を運ぶ台車」を自作してみました。
それなりに手間がかかる作業ですが得られる恩恵は絶大。 オススメのDIYです。
目次
大掃除のために必要なもの
蒸し暑い日が続くある日ことです。
「本気の夏が来る前に」というスローガンのもと、会社の2階(倉庫)を徹底的に掃除することが決定。
大がかりな作業になるため荷物を仮置き出来て移動も行える「台車」が急遽必要となりました。
「台車」の相場はどのくらい?
早速ホームセンターにて大体の価格をリサーチ。
それなりの強度と大きさが求められるため、条件に合った台車を調べるとお値段がそれなりにするご様子・・・。
最低でも「10台」は必要なので総計 4〜6万円 ほどの予算になりそうです。
一時的に使用する台車に割く予算としては少々値の張る買い物と判断。
既製品の購入は諦めて、倉庫に転がってある「不要な運搬用パレット」を再利用して台車を自作することにしました。
台車の素材を厳選する
【倉庫床に所狭しと並んでいるパレット】
↓ ↓ ↓
基本的に床に置いてあるだけで今後も使用する予定はありません。
数種類ある大きさの中で「800mm×800mmサイズ」のパレットを選択。
裏返すと結構な量のホコリやら蜘蛛の巣 が確認できました。
竹ほうきを使ってしっかりと取り除きます。
思ったより簡単な作業
裏面に「1×材」(480円/1本)を切ってネジで固定。ここを“梁”としてキャスターを4個取り付けます。
・1×材×1本=480円、キャスター×4つ=1,680円、パレット=0円 合計=2,160円 で作ることが出来ました。
(´-`).oO( 手間賃?人件費? ナニソレ食べれるの?)
「なんだ、今回はあっさりと片付いたなw」
いつもならなんらかのトラブルが起こるところですが、今回はそれが無いことに安堵。
完成した台車をエレベーターに積んで2階に移動します。
エレベーターに積んで・・・
Σ(´-`).oO( あれ? )
「うぇぇ、マジかよ・・・!?」
まさかのサイズオーバー。
エレベーターの横幅はちゃんと計測してパレットを選択したはずなのですが・・・ 一体どこで間違えた?
↑ とりあえず立てた状態で積んでみる。
「台車」としてはアウトな光景です・・・
2号機の制作
利用されることなくその生涯を閉じた初号機を泣く泣く倉庫に戻し、すぐさま「2号機」の制作を開始。
失敗を糧に電動工具を利用してパレットを豪快に切断していきます。
「1台のパレットを半分にすれば “2台確保 ”できるか?」
と思いましたが、強度面での不安が残るため断念。
切り落とした端材が勿体ない・・・
キャスターを取り付ける“梁”の部分は「1×材」から「角材」に変更しました。
台車の強度も向上し、約100円のコストカットが実現。
地味ながら嬉しい仕様変更です。
「角材」を木ネジでしっかりと固定して、
ベースとなる「台座」が完成しました。
ホームセンターでまとめ買いしたキャスター達 ↑
(´-`).oO(こんなにキャスターをまとめ買いしたのは人生で初めて・・・)
計算では「100kg〜110kg」までの荷物を積載することが可能です。
キャスターをしっかりと固定して、
/ 完 成!\
エレベーターの問題も楽々クリア!(ここが一番嬉しかったりする)
荷物もしっかり載せることが出来ました。(総重量 107 kg)
女性の力でラクに移動させることができます。
ゲキ暑倉庫でひたすら量産
作り方の手順が確立できたので、作業は量産へと移行。
手始めに「5台」作ることにしたので、ここからは営業のO河君に手伝ってもらいます。
手順を説明してガシガシ量産していきます。
お昼過ぎからの作業のため倉庫内の気温はすでに「35℃以上」・・・。
こんな過酷な状況下でも普段から着用している「長袖の上着」を脱ぐことなく、汗まみれになりながら作業を続ける彼に
(´-`)「暑くない?」
と聞くも、
(`・ω・´)キリッ「シャツが汚れるんで大丈夫です」
ズキュ━━ (*´-`) ━━>>ンッ
現状の不快さよりも己のポリシーを貫く姿勢に自分の中で何かが「キュン」としました。
夏の暑さで頭の回路が焼き切れつつ、脱水症状でぶっ倒れそうになりながらも作業は淡々と続きます。
それから1時間ほどして残り4つの台車が完成。
汗だくになりながらも充実した時間が過ごせました。
いよいよ本番投入
【そして迎えた 7月某日 】
完成した「台車」を利用して2階の掃除が始まりました。
自作した台車は5台とも休まることなく稼働しています。
乗ってみた
ある程度片付けの目処がついたので「台車」の性能をテストしてみました。
「台車に乗って進む」→ → →
よもや小学生レベルの発想ですが、デザインチームの大半が 子供の精神年齢を持ち越して大人になった人達の集まりなので何の問題もありません。
体勢を低く構えて・・・ 「 GO ! ! 」
/ ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ \
/ 「良しッ!」\
想像していた以上の「安定感」でした。
こんな狭い鳥カゴ(倉庫)の枠を越え、広い世界(道路とか)に解き放なたれたい・・・
そんな気持ちにさせる乗り心地です。
この気持ちを誰かと共有したい
(´-`)σ「ということで、次ッ 行け ミムラ!!」
Σ◟( ˘•ω•˘ )「は?」
・
(´-`)「“は?” じゃなくて “この支配からの卒業”(乗って→ 滑る)してみようぜ?」
◞(;´Д`)「えええええええ?!」
渋々ボードをセッティングするデザイナーのミムラさん。
( 先輩からの無茶降り耐性 = すごい )
「ミムラッ 行きまーーーーーっす !」
/ ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ \
/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ \
/ ピタッ \
「こ・・・こえええええええ〜〜〜」
相変わらずナイスなリアクションに満足。
(๑˃̵ᴗ˂̵)و グッ「女子力」
倉庫の掃除も無事終わり、使い終えた台車を片付けます。
積んで良し!
並べて良し!
片付いた倉庫内を見渡しながら使い倒した台車を眺めます。
パレットさえあれば実質2千円前後で作成が可能。(※人件費と道具代は含まず)
“制作を行う環境の暑さ” さえ無ければ、10台でも20台でも増産可能だと思えるほどの作る喜びを感じることができました。
この夏、大人の自由研究に挑戦してみませんか?
↓倉庫の大掃除を行った後、仕切りカーテンを自作して冷房の効率化を図りました。