パラコードの可能性を考えてみる

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「パラコード」を使って立体的な小物入れを作ってみました。

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 パラコードの基本的なブレスレットの編み方の説明はコチラから ↓ ↓
 パラコードを使って人を捕獲する方法はコチラから ↓ ↓


最近マイブームとなっている素材「パラコード」

元々はパラシュートの紐としての用途で作られた物ですが、

・引っ張りに対しての強度がある

・柔軟性があり軽い

・ナイロン製なので水に濡れても大丈夫

といった特徴からアウトドアやサバイバル用品として扱われることが多いようです。

「ブレスレット」や「ストラップ」などのアクセサリーをアウトドアショップで見かけたりしますね。

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パラコードの編み方は無数にあり、代表的なものは「コブラステッチ」と呼ばれるもの(写真)

お店では1,000円前後で売られていますが材料から購入して、ある程度練習すれば編めるので趣味として楽しむには最適な素材だと思います。

今回はアクセサリーの概念を飛び越して、実用的かつ立体的な“小物入れ”を作ってみます。

メインの素材となるパラコード。
価格は30mで約670円〜1400円とリーズナブル。

φ4mm程の1本のロープで耐荷重が250kgあるのが驚きです。
(実際ぶら下がったことはありませんが、全力で引っ張っても伸びる気配すらしないので頑丈だということは伝わりました)
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使用する道具は真鍮の棒のようなものが “レース針”、ハサミのようなものが  “フォーセップ”と呼ばれる道具です。
どちらも「無くては作業性が著しく低下する」アイテムで、パラコードの作業をする場合はこの2点は必須のツールと思われます。

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小物入れの中にいれる対象物のサイドにコードを沿わせて大体の寸法を決めます。

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とりあえずベースとなるサイドパーツの作成から開始。

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黙々と編んでいきコブラステッチの束が完成しました。

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続いて色違いのパラコードを溝に沿わせるように編んでいくことで幅を広くしていきます。

視覚的な変化もありこの段階でブレスレットやストラップとして使ってしまいたい衝動に駆られます。

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これから小物入れを編んでいくため黒色のパラコードは10m程必要なんでそんな長さが!?と最初は思いましたが・・・)となり、
編んで通すだけでも結構な労働力を強いられます。

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20分程かけて30cmほどの帯が完成しました。

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再度寸法の確認のため巻いてみる。

サイドパーツとフタが兼用されているので両端は写真のようなリング状にしておく必要があります。

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ライターで炙り溶けてドロドロになったコードの先端を“フォーセップ”で挟んで平たくしてきます。

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ハサミでナナメにカット。

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レース針の底部分は空洞になっており“ネジ切り”されています。

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先細にしたパラコードをねじ込みながら回していくと徐々に針の中身に収納されていきガッツリと固定されます。

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レース針をサードパーツの隙間に差し込んでガンガン編んで行きます。

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続いて縦方向の編み。

太めのマジック等を差し込んで隙間を空けた状態で編んで行きます。

※完成時はパラコードの太さと編み込みの密度により、想定していた以上にきつめで上がります。
よって、“太め”の棒で余白を取る事をお奨めします。

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上下、上下と互い違いにガンガン編み込んで行くとフワフワしていた“線”がカッチリとした“面”に変化していきました。

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折り返し地点に来たら空いた隙間を狙って編み込み、より強固なものにしていきます。

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最後のレーンに入ったら先端をカットしてライターで炙り固める処理を行います。

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ちゃんと中に入るかをチェック。

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ちょっとギチギチしていたので全体的にゆるめて調節しました。

想像していた以上にハードな面構えに満足です。

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今回作って判ったことは“コストパフォーマンスが悪い”といった点です。

12cm×9cmのケースを作るために約10m以上のコードを使用というのはあまりに想定外でした。

しかしながら密度が半端ないので、紐で構成されたアイテムと思って手に取ると“ズシリ”とした堅牢感に驚きます。

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※革に刻印した“タグ”の部分は完成した後で付け直しました。

パラコードアイテムは接着剤を使わず「編み込む+結んで固定」で構成しているため、完成した後でもバラす事が可能です。
ほどいていけば元の紐に戻るため修復も柔軟にできるといったメリットもあり、失敗を恐れずガンガン作っていける素材だと思いました。

次はペットボトルホルダーでも作ろうかと思案中。

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