関節に活力を!画材「パーマネントマットバーニッシュ」で緩んだフィギアの関節を渋らせる方法

少し前から気になっていたアイテムを使用して、緩んでしまったフィギュアの関節を復活させてみました。

画材:パーマネントマットバーニッシュ

画材メーカー老舗 Liquitex 社から発売されている「パーマネントマットバーニッシュ」

なんだか必殺技感が漂う商品名ですが、主に水彩絵の具の保護用ニスとして利用されています。

 

 

 _人人人人人人人人人人人人人人人_
 >パーマネントマットバーニッシュ!
  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

 


つや消し仕上げ用保護ニス(水性)

◇べたつきの少ない、つや消しの水性仕上げ剤です。(旧来のマットバーニッシュより強いつや消しになりました)
◇硬い表面にも柔らかい表面にも使用出来ます。
◇塗りやすい液状なので、薄めずにそのまま塗ることができます。


 

本来と異なる使用法

 

そのままの商品名をGoogle先生で検索してみますと、本来の使用方法と異なる単語が出てきます。

 

 

 

(´-`).oO(なにこれ?どゆこと?)

 

 

気になって検索トップに出てきたAmaz○nレビュー欄を見て納得。

フィギュアの緩んだ関節に注入することで、購入当初の「保持強度(渋さ)」を取り戻すことが可能だそうです。

 

 

関節の強化といえば「低粘度の瞬間接着剤を垂らして関節をキコキコさせる」方法が真っ先に思いつきますが、

しっかりとした保持力が戻る代わりに液の調整が難しく、失敗すれば関節が接着+固定。

無理に動かせば破損のリスクが伴うものでした。

 

 

 

実際に使ってみた

そんな経緯で現物を入手。

こんな使い方でもしない限りは一生縁の無かったと思われるアイテムです。

容量は120mlのものを選択しました。

 

 

同時に購入した注入用のインジェクター(注射器)

 

中身が泡立たないように細かく振って液体の濃度を均一にします。

 

しっかりと容器を振った後、少量を容器に移しました。

想像していた以上に低粘度(水のようにサラサラ)だったのが意外です。

 

 

インジェクターで適量吸い込んで準備完了。

 

 

 

実験するフィギュアの選定

 

近くにあった玩具を用意。

一見、動物(サイ)のフィギュアに見えますが・・・

 

 トランスフォーm   ・・・変身!

 

 

 

うわあああああああ   \(^o^)/

 

 

 

グロ画像ギリギリの行程を経て人型に変形。

動物形態の時に比べると関節の数が倍近くに増えました

 

 

なぜ手で支えているかと言いますと・・・

 

こう↓

自立できないほど膝の関節がユルユルになっています。

ここまで酷いと処置を施してもダメなんじゃない? と不安になってきました。

 

 

 

 

 

早速注入してみる

早速該当箇所の関節を開いてパーマネ(略)を隙間に注入。

 

実際やってみて「インジェクターは用意しなくてもよかったな」と思いました。

先端が細めの筆でも充分代用が効きそうです。

 

 

液体を垂らすと速攻で隙間へと浸透していきました。

 

 

関節を「キコキコ」とゆっくり稼働させて液を充分馴染ませていきます。

 

ヘタってしまった下半身を重点的に補強。

 

若干緩くなりつつある箇所もついでに強化しておきました。

 

気になる箇所すべてにパーマ(略)を注入完了。

この状態で2日ほど放置して乾燥させます。

 

 

 

使い終えた道具の処理方法

使い終えたインジェクターは「ぬるま湯」を何度も吸い取って内部を洗浄。

内部に残留物が残っていないことを確認してから紙コップ等に水を張り、丸1日浸けておきます。

 

各部に乾燥して付着してしまった固形物は爪などで擦れば簡単に取れました。

 

 

見た目はパリパリに固まって手遅れに見える付着物も、

 

指先で擦るとゴムのようにパラパラと落ちていきます。

 

しっかりと水洗いをして水気を拭き取り乾燥させればOK。

丁寧に薬品を落とせば次回以降も繰り返し使えます。

 

 

 

 

施術後の状態を確認

 

【2日後】

隙間を覗き込むと白く薄いゴム状の膜になっていました。

(木工用ボンドが固まった状態のアレそのもの)

 

恐る恐る稼働させると乾燥したパー(略)が粉状になって落ちていきます。

 

 

それ以外は特に問題もなく、しっかりと乾燥させた甲斐もあり関節の渋みが蘇りました。

 

どの関節も初動時に白い粉が例外なく発生。

 

 

少量注いだ箇所ですらこの量・・・。

 

 

「注入した分が全部とれたんじゃないの?」

と一瞬不安がよぎります。

 

 

【とりあえず足のみで支えて見た図 ↓】

Σ(´Д`)  おおっ!

 

もやもやした不安が一気に吹っ飛ぶほどの効果でした。

この状態のまま振っても膝が曲がる気配はありません。

 

保持力は相当のものです。

 

 

【処理前 ↓】

「チョイッ!」と傾けるだけで各関節が連動して「ズコーーッ」な状態になっていました。

 

 

 

 

実験後のまとめ

実際に処置を施して思ったことは「手軽」のひと言につきます。

 

緩んだ箇所に液体をチョロッと注入して乾燥。 たったこれだけ。

 

少なくとも「瞬間接着剤」を使用しての補強よりは安全に関節の復活ができると思います。

ただし動かす度にボロボロと落ちる白い粉を見る限り、定期的なメンテナンスが必要と感じました。

 

 

今回はほんの数mlしか使用していない(↑)ため、液体が大量に余ってしまいました。

 

 

 

 _人人人人人人人人人人人人人人_
 > まだまだ大量に残ってる! 
  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

 

ぶっちゃけ120mlも使い切ることは無いと思われるので、「とりあえずお試しで」とお考えの方は40mlから購入されることをお勧めします。

 

 

次回は「ボールジョイント」の関節に渋みを取り戻す方法をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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