どうして飛んでくれないんでしょう? 鉛筆キャップロケット.Part3 -検証と改良編-

長い弧を描いて飛んでいくと思われたロケットは、勢いよく炎を上げたものの不発に終わりました。

今回は反省点を踏まえ改良モデルを制作。 今度こそは飛ばしてみたいと思います。

火気を扱う事になるため十分にご注意ください。
※万が一の場合に備えての消化手段は準備した上での実験です。

火災・事故につきましては一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。

前回のお話はコチラから↓

 

 

失敗を乗り越えて

 

初回実験の失敗を糧に、思いつく限りの改善を施しました。

改良モデルへの課題は大きくわけて下記3点。

 

・本体を熱するための安定した熱源が必要(固形燃料と防風対策)

 

・燃料の増加

 

・噴射口の形状

 

 

ロケット本体の改良

 

まずは燃料増加にともないそれに耐えうる本体の強度を増す作業から。

アルミパイプとキャップを完全に密封するために接合部分の接着剤を増して強化しました。

 


厚く盛ることで圧力がかかった時も繋ぎ目が分裂しないよう、祈る気持ちで加工していきます。

 

 

中に詰める燃料(セルロイド)もキャップ内がパンパンになるほどに増加。

圧力を増すためノズル部分をギリギリまで縮小しました。

 

初回モデルと比較するとかなり細めのスリットです。

 

 

熱源の見直し

ロケット本体を燃焼する際に一番のネックとなった熱源問題。

固形燃料は横風にめっぽう弱かったため、対策としてZIPPOライターを導入。


重量もそれなりにあるので強風にあおられても踏ん張ってくれると期待します。

 

設置したらこんな感じ。

 

プロトタイプとの比較。

なんだか「やってくれる感」が増した気がします。

 

 

今度こそは!と気合いを入れて実験に臨みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

第二回 発射実験

 

会社の昼休みを利用しての実験が始まりました。今回は近所の運動公園を借りての実験です。

(途中、興味を持った社員数名が参加希望を申し出たので複数名での実験)


平日のお昼ということもあり周囲には誰もおらず、これ以上ない好都合なシチュエーションで幸先の良さを感じました。

 

石で発射台を固定して実験開始。

ZIPPOライターを着火して設置、10mほど距離を置いて状態を見守ります。

 

2分程熱したところで炎の勢いに変化が現れました。

 

ここまでは前回と同じ展開です。

 

ZIPPOライターのお陰で熱源が安定。少々の横風では消える気配はありません。

頼もしさすら感じる風貌に熱い眼差しを送ります。

 

 

ZIPPOライターの異変

 

 

そこで一瞬気付く違和感。

 

 

なんか、炎の形がおかしいような・・・

 

 

「少しだけ炎が広がってる気がする・・・」

発射ギリギリな状態にビビリながら近付き、ZIPPOライターを確認。

特に問題は無いように思えました。

 

少し前にライターを移動させようと手に取った瞬間、

 

 

 

「熱ッッ!!!!!」

 

ヤケドしそうなレベルまで熱を持ったライターに不意を突かれ、思わず振り払ってしまいました。

 

 

 

驚いて目をやると・・・

 

 

 

ZIPPOが燃えてました。

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「燃えてる」 というか 「燃え盛る」?

 

とりあえずもの凄い勢いの炎に包まれています。

 

ここに来て想定外のハプニングが発生! ロケットを飛ばす飛ばない以前の問題に慌てふためくメンバー達。

 

長時間の着火で炎が横風にあおられ、ライターの燃料室に直接引火してしまったと思われます。

フタをして鎮火しようにもオーラの如く炎が全身にまとわりつき、とても触ることなど不可能な状態。

 

呆然と見守ることしかできない状態を察して、デザイナーのKさんが「足を駆使してフタを閉じる」という冷静な対応。

よかった、これで無事鎮火・・・

 

 

 

 

 

 

と思いきや、

 

 

 

 

 

 

 

蓋を閉めても燃え盛るジッポライターの図

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「ZIPPOライターのフタを閉じれば火は消える」

 

そんなことを考えていた時期が自分にもありました。

 

常識すら無視な状況に

 

「さすがZIPPOライター! 横風に強い」

 

とか感心していた時期が懐かしく思えます。

 

 

 

一度燃料にまで火が回ると “火が消えない” という気合いの入りっぷりにZIPPOに対する見方が劇的に変わった瞬間でした。

 

一向に炎の勢いが収まらないと判断したため、最後の手段「砂かけ」にてようやく消火。

 

 

 

激烈に高温となったライターを衣服でつまみ鉄柵へと移動。

しばらくこの状態で置いて本体を冷やします。

 

 

 

実験再開

 

思わぬトラブルで大幅に時間をロスしてしまい、昼時間のリミットを考えるとこれが最後のチャンス。

手早くセッティングを施してライターを着火。

 

 

着ッ  あれ?       ・・・ え?

 

 

 

ZIPPOの燃料が  ・・・切れとるがな

\(^o^)/

 

 

 

 

 

力の限り燃えさかったZIPPOは己の行うべき仕事をこなした上、“最強の落としどころ  &  完全なるオチ要員”としての使命を全うした模様。

 

補充用の燃料オイルも携帯していなかったため、残念ながらここでタイムアウト。

 

「今度こそ飛ばす!」

 

と、気合いを込めて挑んだ今回の実験でしたがロケットを飛ばす以前の問題に振り回されただけとなりました。

 

||| orz

 

 

 

 

実験でわかった事と今後の課題

 

・防風対策は絶対に必要。

ZIPPOの燃料庫に火が着くと大変なことになるため。

 

・実験の際には複数名のスタッフがいた方が良い。

ZIPPOが暴走しても冷静に対処できます。

 

・熱源としてジッポライターは優秀、長時間の着火は燃料に引火して暴走する。←大事!

ZIPPOのフタを閉じても炎が消えません。

 

 

 

 

 


  ↑ ↑ 映画だからできる演出です ↑ ↑

 

 

 

 

次回はとうとう完結編。無事ロケットは飛び立つことができるのか?

 

 

 

 

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