ベアリングの「異音」を緩和してみる -ガリ音を改善するための研磨作業-

| 0件のコメント

以前復活させたベアリングの音(ガリ音)が気になったので、壊す覚悟で内部のボールを研磨してみました。

title_bearing160826


※今回ご紹介する方法は経験に基づいた方法ではありますが、100%の確率で状態が回復するわけではありません。
記事を読み実戦された場合において生じた損害について一切の責任を負いかねます。


処置前の状態の確認

ピンセットに差して回すと“ガリガリ”と音がしています。

充分に回転はしていますが、少々耳障りな「ガリ音」・・・。

中にゴミが入ったのか? それとも中のボールが摩耗してしまったのか?


消音作業の開始

シールドの開放

とりあえず処置に入りましょう。
P1040129
まずは慎重にベアリングシールドを外します。

シールドの外し方はコチラから↓ ↓

ベアリングを洗浄する

P1040128
次にベアリングを小瓶に入れ、ZIPPOオイルで浸し5分ほど放置。

P1040125
それから1分ほど軽く振って内部のゴミを除去。

研磨作業の工程

研磨剤「ピカール」を塗布

P1040130
ここで金属研磨材の「ピカール」が登場。

くすんだ金属が数分磨くだけでピッカピカに復活するウルトラ研磨剤です。

P1040131
 
P1040132
つまようじで内部のボールにピカールを少量塗布します。

※後にリューターを用いて高速回転させるため、大量に塗布すると遠心力で周囲に飛び散るのでご注意ください。

P1040133
指で弾いてまんべんなく広がるよう馴染ませます。

P1040136
ピカールの塗布が完了しました。

リューターによる研磨作業

P1040135
リューターの先に取り付けて16,000rpmで高速回転!

指をテーピングで巻いて(怪我の恐れがあるため慎重に行って下さい)軽く押さえながら3分間回転させます。

※「指で押さえる」といったかなりの力業なので他に良い方法があるのなら是非そちらをお勧めします。

その後「逆回転」で3分間回転。

P1040134
回転中は摩擦熱で金属が熱くなり、鉄の削れる匂いがフワッとたちこめてきます。

「あぁ、まがりなりにも「金属」を削っているんだなぁ・・・」となんか感慨深い気持ちになりました。

根気よく洗浄作業

P1040138
リューターによる研磨作業が終了したら、

「ZIPPOオイルを満たした小瓶に浸す」→「瓶を振る」を数回繰り返します。

P1040139
洗浄初回は研磨剤のカスと金属が削れた粉のようなものが大量に沈殿するので、これがなくなるまで根気よく洗浄を行ってください。

P1040141

P1040143
何度も拡販して完全に液体が濁らないことを確認して洗浄完了。

処理後のチェック

P1040144
これで研磨作業は終了。

上手く改善してくれたら良いのですが・・・

P1040146
ベアリングシールドを取り付けていざ確認!

うーん。

若干・・・音が静かになったような気がします。
回転時間は爆発的に延びたので思わぬ副産物ですが。

処置前後の比較動画を繋げてみました。

こうして比較すると異音が半分以下になっています!! Σ(;´Д`)

まとめ

壊す覚悟で行った研磨作業ですが運良く成功した模様。
同じ行程を何度か行えばさらに静かになるかもしれませんが、さすがに今回はたまたま運が良かっただけかもしれないので試す気にはなれませんでした。

前回と同様、捨てる覚悟と手元にリューターのある方は一度試す価値のある処方かもしれませんね。

writer_h002

 

コメントを残す