ガチのウッドスリッカーを作ろう(仕上げ編)

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前回に引き続き、「低価格」をコンセプトに作り始めたガチンコ仕様のウッドスリッカー。
※ただし、道具の費用を含めると結構なお値段になる

今回は仕上げの行程をご紹介。

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【前回の記事はこちらから ↓ 】

【簡易版の制作方法はこちらから ↓ 】

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耐水性の紙ヤスリ(240番)を使って溝をキメ細かく磨きます。

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研磨作業は基本的に細かい粉塵が舞うため、削る箇所を水で濡らしながら作業を行います。

全面に塗ると光沢感が出て急に高価なものに見えます。

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目の細かい(800番)紙ヤスリを使用して、溝部分に生じた細かい穴を木粉で埋めるように擦ります。

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全面をヤスリがけして自然乾燥させてから“蜜蝋”を使用したコーティング作業。

ニスがけより自然な形で光沢と木目のキメを絞ることができます。

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蜜蝋を適量表面に塗り込んで、アルコールランプにて軽く炙りながら本体に染みこませていきます。

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木の中にある空気が抜け、ジュワジュワと音を立てて気泡が発生。

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溝の部分にも蜜蝋を塗り込んで炙る作業を繰り返します。

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全面を炙り、蜜蝋を定着させた後で1000番の紙ヤスリで軽く面取り。

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表面に木粉による汚れが付いているため根気よくコピー用紙に擦りつけて、汚れが出なくなるまで繰り返します。
かなり根気のいる作業です。木の種類によってはこの作業は発生しないかも?

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表面の汚れも取れ、全面を固い紙(コピー用紙)で力強く磨いて完成。

磨き作業に時間を取られて製作時間は6時間ほどかかってしまいました。

 ワクワクしながら使用感を確かめてみます。

まずはヘリ面のコバ磨きから。
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「おおおおおおっ スゲーーーーーッッッ!!」

想像以上に使えます。むしろ完全に自分の使いやすいように作ってるから既製品より良いかも・・・

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次は幅の広いコバの部分。

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「はははは・・・ やべぇ 」

自然に笑いが起こるくらい素晴らしい使い心地です。

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つなぎ目の部分が目立ちますが、懸念していたほど磨き作業には影響はありませんでした。

道具の費用を除けば「材料費¥275」と“低価格でつくる”とのお題はクリア。
ただし労力はそれなりのものなので、既製品の価格設定は適正のものなのだと再認識しました。

レザークラフトをある程度経験されていて、オリジナル工具に興味のある方にはオススメできます。

過去に「こんな角度、溝の幅があれば・・・」と経験を元に自分仕様で作った道具なので痒いところに手が届くというか、要所要所で喜びがあります。

あと愛着度が半端ないです。
これから長い時間をかけて使い込み、味を出していこうと思いました。

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